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【半導体】TYNTEKのPD、ブロードコム・ルメンタム・コヒレントから引き合い殺到 台湾報道
2026-06-15 11:19:06
台湾の大手紙『経済日報』は2026年6月14日付で、LEDエピウェハーの台湾TYNTEK(鼎元)の光通信用コアコンポーネント「フォトダイオード(PD:光レシーバー)」が、AI(人工知能)コンピューティング需要の急増と日系メーカーの市場撤退による恩恵を受け、市場で供給不足が深刻化しており価格も急騰、製品によって数倍に上昇するケースもあると報じた。その上で、品薄を背景に、ブロードコム(Broadcom)、ルメンタム(Lumentum)、コヒレント(Coherent)の米国系の光通信大手3社が、TYNTEKを訪問し、供給枠の確保と追加発注に乗り出したと伝えた。


経済日報は、AIデータセンターや高速スイッチ需要の拡大に伴い、800G及び1.6T光通信市場が本格的な成長局面に入っていると指摘。その上で、TYNTEKが既存の技術力を活かしてハイエンドPD分野への参入に成功、今回のサプライチェーン再編で業界の大きな注目を集めているとした。

同紙によると、TYNTEKの広報担当は、現在、顧客からの引き合いは極めて強く、受注見通しは既に2028年まで確定しているとコメントした。また、同社が現在、自社ブランドと受託製造のデュアルトラック体制で、800G及び1.6Tの高速伝送市場におけるシェア拡大に全力で取り組んでいるとした。

同紙の伝えた台湾の業界筋は、光通信のスペック向上に伴い、日系PDメーカーがローエンド(低単価)コンポーネントの受注を見送って製品ラインを転換したことにより、グローバル市場に深刻な供給ギャップが生じたと指摘。また、世界におけるウェハーメーカー各社がレーザーダイオード(LD)生産を優先していることも、PD供給逼迫に拍車をかけているとした。その上で、こうした供給逼迫を背景に、ルメンタムやブロードコム等の大手企業がTYNTEKに提携を打診する等、グローバル企業の発注が同社に急速に集中していると述べた。

同紙は、TYNTEKが深い戦略提携を結ぶ台湾系レーザーエピウェハー大手ではCWレーザー(LD)の製造に特化していてPDを生産していないと指摘。このためTYNTEKでは、提携先のLD材料とTYNTEKのレシーバー側PDを組み合わせ、完全な光モジュールとして世界の大手企業に納入する相互補完的な体制を構築していると伝えている。

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